ビールブログ

ビール検定(びあけん)を受けるために作られたブログ。ビール全般の話題も

ビールのはなしをしてきたよ #stargzr

8月24日に開催されたStargazer Meetup #1でビールの話をしてきました!

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参加者全員がLT*1をする形式のイベントです。

寿司とビールを美味しく頂きました。ごちそうさまでした!m(_ _)m

発表した内容

LTのネタは何でもOKということだったので、私はビールの話をしました。

ビールの定義

最初にクイズを交えながら日本におけるビールの定義について解説しました。

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ご存知の通り、「ビール」の定義は酒税法によって次のように定義されています。

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この条件を満たさないビールは、日本では「ビール」を表記することができません。

先程の例を見てみると、水曜日のネコは原料にオレンジピールを使っており、コエド(紅赤)はサツマイモを使用しております。よって、この中で「ビール」と表記して良いのはサントリーのプレミアム・モルツのみになります。

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ただ、ややこしいので今回はビールっぽいものはビールと呼ぶことにしました。

世界一アルコール度数の高いビール

ここでちょっと雑学。世界で一番アルコール度数の高いビールの話題です。

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その名も「スネークヴェノム」(強そう)!アルコール度数はなんと67.5%

スコットランドのBrewmeister(ブリューマイスター社)で醸造されたビールで、スタイルはアイスボックです*2。危険なので、瓶には黄色い帯が巻いてあるそうです。価格も良い値段しますね。

ビールの分類

次に、発酵方法によるビールの分類について解説しました。

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下面発酵(ラガー)

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下面発酵酵母を使用し、低温(10℃前後)で発酵させるビールです(発酵が終わると酵母がタンクの底に沈降するのでこの名が付けられています)。「貯蔵」を意味するドイツ語からラガーと呼ばれます。

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現在の日本のビールのほとんどがラガービールですね。

上面発酵(エール)

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上面発酵酵母を使用し、常温(20℃前後)で発酵させるビールです(発酵中に酵母が浮上し、液面に酵母の層ができることからこの名が付けられています)。ラガーよりも歴史が古く、小規模生産に向いているのでクラフトビール*3の主役になっています。

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個人的に好きなのはピンクの象さんが目印のデリリウム・トレメンスです。ピンクの象はアルコールで酔っ払うと見える幻覚とされているそうです。

まとめると

ビールは発酵方法によって大きく3つに分類されます。

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居酒屋などで飲まれる日本のビールは、ほとんどが下面発酵で作られるピルスナータイプのビールです。

ビールを美味しく飲むために

最後にビールの美味しい飲み方について解説しました。

温度

ラガーは5〜7℃、エールは8〜10℃が美味しいと言われていますが、正解はありません。

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個人的には温くなったビールは不味い!というスタンスなので、ラガー、エール関係なくできるだけ冷やして飲むのが好きです。

泡は大事

泡はフタの役目をし、ビールの酸化と炭酸が逃げるのを防ぐ効果があるんですね。

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缶で飲むよりグラスに注いで飲んだほうがオススメと書いたのですが、今回のイベントのように皆でワイワイやりながら飲む形式の場合は、缶のほうが気分的に良かったりもします。

おわりに

Stargazer Meetup #1」ということは、#2 も開催されることが予想されるので、次回もまた参加したいと思います!

*1:ライトニングトーク。5分程度の短いプレゼン

*2:アイスボックは、ボックを凍らせることでアルコール度数を高くしたビールのことです。

*3:小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビール。